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2005.05.03

想定外のGW燕岳

05043011330271 夏・秋と親しんでいる燕岳。今回は、意を決して(?)春に登ってみました。
雪と氷の厳しいルートを想定して防寒装備を準備していきましたが、想定外の雨とぽかぽか陽気でした。
 

 

 道の状態は、第一ベンチ上から登山道に雪が現れ、合戦小屋を過ぎてから本格的な雪道となりました。小屋の周りは小屋の3階までの積雪でしたが、燕山荘から燕岳山頂までは、雪が無くアイゼン不要でした。

山  行  日:平成17年4月28日(金)~4月30日(日)(28日は移動日)
天      気:4/29 雨 4/30 晴れ
山      域:北アルプス
コ  ー  ス:4/28 中房温泉(7:00)…燕山荘(11:40)
        4/29 燕岳往復 燕山荘(11:50)…中房温泉(14:00)
立ち寄り湯:有明荘
装      備:冬山装備(ピッケル・アイゼン)

穂高駅から乗合タクシーを利用して中房温泉に到着。天気予報では、中房温泉付近は一日中快晴。気温26度まで上がるとの事であったが、どんよりとした雲が空を覆い、いまいち天気が良くない。「まぁ、降るとしても上の方は雪だから、そんなに濡れるような心配はしなくていいな」と思って歩き始めるが、そんな期待も虚しく、第一ベンチを過ぎるといきなり冷たい雨が降り始めた。雪が降ることは覚悟していたが、冷たい雨に叩かれるのは想定外であった。

合戦小屋からようやく本格的に雪道となって快適なアイゼン歩行、となるはずであったが、雨と風とガスで視界は0。しかも、ルートは歩き慣れている夏道(合戦の頭からトラバース気味に燕山荘の下を巻いて燕山荘の玄関の前に着く)ではなく、尾根を登り切って、冬季小屋の横から高瀬側に回り込んで燕山荘の玄関に着く冬道。冬道は、当然初めてである。登った高さの感覚がつかめず、なかなか着かないと焦りだした頃、ようやくガスの中からぼっーと燕山荘のヘリポートが見え、「到着!!」を実感した。
しかし、ホッしたのも束の間、登り切った冬季小屋の横でおばちゃんが「風がすごくて前に進めない!」と叫んでいた。私は「こんなの楽勝!!」と突入。が、その瞬間、身体が持ち上げられるような猛烈な突風。想定外の突風に、ピッタリ着けてあったザックカバーが、紐の切れた凧のように北アルプスの空へに消えていった。暴風と冷雨でびっしょりになりながら、燕山荘に飛び込んだ。

翌日は快晴。日の出は雲に隠されてしまいいまいちだったが、春らしい穏やかな日の出であった。ザックを小屋に置き燕岳往復。この往復に当然アイゼンが必要と思っていたが、道はほぼ夏道、雪少々と言う状況で、アイゼン不要とは想定外であった。
憧れのゴールデンウィークの燕岳山頂から山々は、北の山並みは遠く白馬岳へと向かって白いうねりとなって春の空に消える一方で、南の槍・穂高連峰は雪の白、岩の黒のコントラストで岩肌が強調され、一層険しく感じられ、爽快であった。
気温10度と想定外のぽかぽか陽気なので、小屋の近くで1時間半近く日向ぼっこ。のんびりと十分に飽きるほどに槍ガ岳を眺めてから下山を始める。昨晩のアルペンホルンの演奏会の時、赤沼オーナーから「滑らないようゆっくり下りてください。登山道は非常に危険な状態になっています。」と注意を受けていたにもかかわらず、そんなことはすっかり忘れて、夏、歩いたときとほぼ同じ時間で下りてしまった。そのお陰で有明荘でのんびり露天風呂に入れたことが、今回最高の想定外であった。

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コメント

初めまして、TiCAといいます。
ちょうど全く同じ時に燕岳に登っていたようで、思わずコメント&TBさせていただきました。
同じ日に燕山荘に泊まっていたんですね。

1日目は本当にすごい風&雨でしたよね~。
でも大変だった分、とても思い出深い山行になりました。

またお邪魔させていただくと思いますのでどうぞよろしくお願いします(^_^)

投稿: TiCA | 2005.05.03 22:32

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4/29~30 中房温泉-燕岳(燕山荘泊)-中房温泉 GWの初日から残雪の燕岳に [続きを読む]

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