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2006.05.20

岩と水 瑞牆山(本州縦断#35)

瑞牆山の二面性。「岩」と「水」。「岩」を縫って大展望の山頂に登る南側のメインルートから、「水」を感じながら黒森に下山する北側の超マイナールートを歩きました。今まで何度も瑞牆山に登っていましたが、感じていたのは岩の荒々しい部分だけ。今回は水の山を深く感じました。瑞牆山は本当に奥深い美しい山です。05_2

 

 

 

山行日:平成18年5月3日(祝)
天  気:文句の付けようがない完璧な快晴
山  域:奥秩父
コ ー ス:
瑞牆山荘(9:30)…瑞牆山(12:00 12:45)…黒森分岐(13:00)…不動滝(14:00 14:15)…林道分岐(15:30)…黒森上バス停(16:00)
注 意:
不動滝ルートは整備されつつあるが、バリエーションルート。
黒森集落からのバスあり、バス停黒森上(終点)は、集落の中にあります。500円で塩川バス停まで。
増富温泉~韮崎駅の路線バスに接続して非常に便がいいです。
山渓の『2006山の便利帳』には土・日運休となっていますが、土日も運行しています。

大展望&大混雑の八王子発松本行きの各駅停車を韮崎駅で降りると右手に瑞牆山荘行きのバスが止まっており、早速乗り込む。すると、「この後特急が2本来るので、臨時のワゴン車を出します。隣の車に乗り換えてください。」と運転手。これに乗るとすぐに出発して、瑞牆山荘まで直行。なんと予定よりも1時間近く早く到着。このお陰で、登るのは時間的に無理と思っていた瑞牆山に登ることになった。

金峰山と瑞牆山に登る登山客で賑やかな登山道を富士見小屋まで登る。富士見小屋からは、葉を落とした木々の間から真っ白な南アルプスが見え、山頂からの大展望を期待させる。ここからの登路は、瑞牆山往復登山で数回登っており快調に登る。しばらくすると登山道に凍った雪が出てくる。以前、ゴールデンウィークの奥秩父縦走の最終地点として登ったときは、山頂直下だけだっただけに、今年はやはり雪が多かったのかと思った。

02_4 岩峰を縫うように登る急な登山道は、黒森分岐で、今までの南斜面から北斜面に変わる。ここから山頂までが難所。急な斜面に雪が張り付いて氷斜面状態。軽アイゼンのない子供連れは山頂を目の前に断念。軽アイゼンのない中高年は、心細いザイルにつかまりながら本当に慎重におそるおそる登る。軽アイゼンのある大学生グループは、アイゼンを食い込ませてガチガチと登ると言う状況であった。ちなみに、私は、明日登る横尾山~飯盛山縦走のためと思って持ってきた軽アイゼンに助けられガチガチ登ることが出来た。  

01_5山頂はザックをおろす場所がないくらい満員状態。しかし、富士山、南アルプス、八ヶ岳と文句のない大展望。こんな贅沢な瞬間あって良いのだろうかと一人、気分は上々。

  

03_2下山は、前々から狙っていた黒森分岐から黒森へと下りるガイドブックに紹介されていないルートを下る。黒森分岐の入り口には大きな木が封鎖するかのように置いており、これを乗り越えるのが黒森への第一歩。
さすがに北面で雪の斜面、さらに人が入らないだけあってツボ足の踏み跡が1つのみ。さらに踏み跡は、右側に回り込むような感じで下りていく。黒森は向かって左側…。ひょっとしたら、これって、いつかはなくなるのかも??と、心配しながらガンガン下りて行くとしばらくすると、本当に古い看板で「小川山→」との標識。ちょっと安心。この辺りから雪が少なくなったせいか踏み跡が若干濃くなる。

04_14 沢に沿った径が続く。ここが素晴らしい。瑞牆山のメインルートから裏に回っただけなのに、独特の岩の感じと張り付いたコケの緑、所々に姿を現すシャクナゲの艶やかな葉っぱ、沢音の静けさ。何とも表現できないが、もののけ姫の『こだま』が出てきそうな雰囲気。奥秩父の山の深淵さをひたひたと感じる。時期を変えて、ここを訪れたいと思う。 

 

00 気持ちよく下りていくと、突然崖のような所で径が無くなる。対岸に目印があり木を伝って沢を渡る。
小尾根と巻くように進むと、突然、不動滝が現れる。美しい岩壁を滑らかにサーッと流れる優しい水の雰囲気と、滝の落ち口にある険しい岩峰の雰囲気。あまりにも違いすぎるコントラスト。埋もれた美滝というのはこんな滝のことを言うのであろうか。繊細な流れをいつまでも見ていたかったが、先は長いので後ろ髪を引かれながらザックを背負う。

ここからは、「←瑞牆山・不動滝 みずがき山自然公園→」の立派な指導標と登山道に従って下りる。所々整備されていないところがあるが今までの径に比べれば雲泥の差。沢を渡り、尾根を乗り越すと立派な林道に出て、足の赴くまま下りていくと、黒森と瑞牆山荘の間にある「瑞牆の森」の入り口に到着。ここから黒森までは思いの外、早かった。
黒森集落からの瑞牆山は威風堂々。やはり素晴らしい山容であった。

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