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2006.08.27

針ノ木雪渓から針ノ木岳

新宿駅を少し遅れて出発したムーンライト信州号で目覚めると、すぐに「信濃大町」のアナウンス。久しぶりにぐっすり眠っていたようであった。頭は半分寝ぼけたまま信濃大町から満席のバスに乗りて扇沢に到着。天気は快晴。「夏の山はこんなに空が青いんだ」今更ながらに、気付かされる。

大沢小屋までブナが見られる登山道を歩き、さらにシナノキンバイ・ニッコウキスゲ等が満開の沢沿いの道を20分ほど歩くと、いよいよ雪渓上に降り立つ。「今年は雪が多いから案外早く着くかも知れないよ。」今年から変わった小屋番のお兄さんの言葉に期待しながら登り始める。Dsc_0009_2_1

 

 

 

 

 

 

 

 

  

雪渓上のルートは、ルートを示す矢印等の表示は一切なし。歩きやすい所を快調にぐんぐん登っていく。気が付くと後ろの方に爺ヶ岳へとつながる北アルプスの主稜線が見えてきた。「いよいよあの稜線と裏銀座がつながるんだな。そうすると、親不知から上高地まで、北アルプスがつながる。」と、今回の山行の目的を思う。

2400mを越えると雪渓がなくなり、いよいよ小屋までの最後のジグザグの登りにかかる。夜行明けにはさすがにキツイが、これから向かう縦走路を見ることを楽しみに一歩一歩進む。

針ノ木小屋到着。早速、小屋の前から明日・明後日と向かう稜線を確認。「…ない?」で、視線を下にずらすと船窪岳のギザギザな稜線。「あった……」。事前の地図読みで、小屋よりも低いところにある稜線ということは確認をしていたが、目の前に突きつけられると「…ちょっとな~。あんなに下りて、あんなに登って、まだこの小屋より低いのかよ…」。一気に気分は萎えてしまう。

Dsc_00270001

 

 

 

 

 

  

 

(注) 針ノ木小屋(2536m) 船窪岳(2459m 第二ピーク)

のであったが、ここは気分を取り直して小屋で手続きをしてから針ノ木岳へと向かう。ちょうどお盆の時期と週末が重なったからであろうか、花を持った慰霊登山の方々も多く登っており山頂までのおよそ1時間の道は意外と賑やかであった。

針ノ木岳山頂。針ノ木雪渓から上がってきたガスで稜線の半分だけガスに覆われたスバリ岳に連なる稜線、真下に見えるエメラルドグリーンの黒部ダムの向こうに壁のような立山、その向こうに青空と真っ白な入道雲。「あぁ、夏山がここに。」ここ1年間閉じこめられていた心が一気に自由自在。一気に夏山の住人となった。

南に目を向けると、さっき小屋から見て気分が萎えた船窪岳を中心とした稜線。しかし、今度は、気分高揚!いよいよ北アルプスの中間部へと誘うのであった。

<コースタイム>
8/13
扇沢(6:45)…大沢小屋(8:00)…針ノ木小屋(11:00 12:00)…針ノ木岳(12:45 14:00)…針ノ木小屋(14:30)

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