ハイキング:アイガーと花と メンリッヒェン~クライネシャイデック
8月11日(月) 晴れ後雨
アイガーは木訥。
前日、シャモニからバスと電車で移動し、グリンデルワルトで車窓から出会ったときの印象。山小屋のオヤジが「ああ、来たの。じゃあ、上がってゆっくりしていって。」と言っているかのような雰囲気。こういう山は、淡々と語り出すと止まらなくなるのではと心の中で楽しみにする。
午前中はグリンデルワルトからWAB鉄道、JB鉄道と2つの登山電車でユングフラウヨッホに向かう。電車が、アイガーの斜面を登り始めると森林限界を超えたのか草原が広がる。黄緑の絨毯が山頂まで延びる風景。本当に心地よい。午後はこの景色の真ん中を歩けると思うと気分は絶好調。
クライネシャイデックで乗り換え、ユングフラウヨッホに到着。展望台まではエレベーターですぐ。外に出ると、いままでアイガーの山中のトンネルだったせいか、ものすごく眩しく感じる。展望台からはアイガーやメンヒ、ユングフラウの山々が完璧に見えたが、目の前のアレッチ氷河が、なだらかで、ゆるやかに真っ青な空と岩山に向けて流れ消えていく姿に、より感動した。
午後、いよいよハイキング。
ヴェンゲンまで登山電車で下り、そこからロープウェイでメンリッヒェンまで上がる。
駅を出ると遙か下のグリンデルワルトまで続くかのような草原。牛がモウモウ言いながらのんびりゴロゴロ。あちらこちらでカウベルがゴロンゴロン。少し雲が出てきてアイガーの山頂を隠す。夏から秋の花へと移ろう瞬間。
何と言っていいか、言葉もないとはこのこと。この風景の一部として自分がいることに感動する。この旅の動機となった北アルプス雲の平スイス庭園からの眺めを思い出す。似ていないようで似ているようで…、ちょっと複雑な感じがした。
クライネシャイデックまで、ながらかなハイキング道がのびる。アイガーの懐に向かう道のようだ。その傍らには高山植物の花々。どんどん見えてくる。日本の花に比べ花の色がどれも濃く鮮やかで強烈。
トリカブト
あまりに色が濃かったので、言われて気が付くような状態。
マツムシソウ
諏訪の入笠山で見たマツムシソウより少し小さめな感じ。
ペンドゥリナ・バラ
花期が6月~7月で、咲く場所も図鑑と違うので自信なし。
白馬乗鞍岳で見たのと同種か?
カムペストリス・リンドウ
図鑑では花の色は、赤~赤紫となっていました。
が、この周辺で見たのはこの色でした。
咲く時期がピッタリ合ったのか、あちらこちらで綺麗に咲いていました。
アルペンローゼ
これは、エーデルワイスの次に見たかった花。
花期がギリギリだったので、遠くにやっとという感じ。
(これ以上近づけなかったのが残念)
見れて良かった。
パックンフラワーみたいな花?名前分かりません。
スイスの花というと華麗で、清楚で、というイメージの中、こんな恐い花(?)も。
(いつものとおり、写真は沢山。花の名前を調べられたのはこれだけ。間違っていたら教えてください)
まるで花の楽園のような道を歩き、クライネシャイデック駅に着いたときは、いつの間にか山々は、黒い雲で隠れてしまっていた。
グリンデルワルトへ下りる登山電車が動いたとたん突然の大雨。本当についていた。こんなについてるならば、明日、あのエーデルワイスを見ることができるかも、と淡い期待が起こった。
今回訪れるアルプスの四大名峰の2峰目。意外と雄弁に語ってくれました。
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