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2009.10.23

氷河特急で帰路へ

9月21日 ツェルマット:晴れ

昨日よりも、ほんのわずか早く起きて、ほんのわずか早くホテルを出る。目的は、マッターホルンのモルゲンロート(朝焼け)。昨日の教会の先の橋に向かう。
朝焼けの時間。しかし、マッターホルンはご機嫌斜め。ちょうど雲がまとわりついてしまっている。これには、マッターホルンを見に集まった人達(なぜか9割日本人。やっぱり早起き)をがっかりさせる。次回の旅の課題が一つ増えた。

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いよいよ、帰路の旅。チューリッヒに戻る。まずは、10時13分発の氷河特急でクールに向かう。

その前にホテルをチェックアウト。実は、ツェルマットに来てから、せっかくだからと思って、この街ではドイツ語しか使わないと頑張ってみた。所詮、去年の旅行の後から始めたドイツ語。よちよち歩き程度。
しかし、意外と通じたらしくて、ホテルの人は、英語は全くダメだけど、ドイツ語は少し分かるらしい変わった日本人と思っていたようだ。お陰で勉強になりました。

駅前のCOOPで昼食を確保して、氷河特急に乗り込む。去年に続き2度目。今度は最新型。車内の電光掲示板「Willkommen …(フランス語、英語)… Yokoso(=ようこそ?!)」と出る上に、座席に備え付けのイヤホンで日本語の沿線ガイドも聴ける。快適そのもの。これで、音楽チャンネルにクラシック音楽があればもっと良かったのだけど。

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前の車両には日本人のツアーが乗っていたが、私が乗っていた車両は、多国籍。私の前はアメリカ人、後ろの席はインド人。日本代表、頑張れと思ったが、なぜか圧倒されて気後れをしてしまった。

中間地点のアンデルマット駅までの間に、昼食を摂っておく。車窓はアンデルマットからが面白いからだ。アンデルマットを出発してからがこの路線の見所、最高地点のオーバーアルプパスヘーエへどんどん登っていく。アンデルマットの町がどんどん小さくなっていく。この風景が何といっても面白い。去年も撮ったが今年も車窓を1枚。しかし、車内の蛍光灯が写真に入り込む。窓が開かないのが残念。

上り詰めると車窓は、紅葉。といっても、日本の紅葉とは違い、低木が中心の紅葉。鮮やかさや派手さはなく、深く沈んだ赤色が静かで少し寂しげな紅葉。

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オーバーアルプパス駅を過ぎると、ライン川に沿って急激に下っていく。この辺りの牧草は、夏の緑色ではなく、茶色の混じった緑色に変わっている。哀愁を感じさせる。

クールには定刻通り、15時37分到着。ここでチューリッヒ中央駅行きに最後の乗り換えをする。

チューリッヒ行きの電車から、案内表示と乗ってきた氷河特急を記念撮影。もう1日あれば、そのままサンモリッツの方まで足を伸ばせたのにと思う。

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16時09分 電車はクールを出発。長い時間乗るのは、これがこの旅行最後。前に座った同じくらいの年の男性がおもむろにパソコンを開いて仕事を始める。仕事の邪魔しないよう、車窓を眺める。旅の余韻を味わおうと思った。しばらくして進行方向右側の車窓からチューリッヒ湖を眺めるようになると、街中に入り、直ぐにチューリッヒ中央駅に12番線に到着。時間は17時23分。旅の余韻にひたれないほど、あっという間だった。

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駅の構内から16番線を抜け、横断歩道を渡り、1日目成田から到着したときと同じホテルに到着。戻ってきてしまったと言う感じだった。ホテルの受付の人は同じ人で、「朝食の時間と場所はこの前と同じだよ。」覚えていてくれていた。なぜか嬉しかった。

この夜は、打ち上げにチューリッヒのレストラン街で豪華に。と思って、財布を見たら残金60スイスフラン+コイン少々。
これでは頼まれていたスイスワインとお土産のリンツのチョコレート2箱分しかない。クレジットカードは、旅行2日目に、自分の不注意(※1)で壊してしまい使用できない状況。ましては、一人旅だから「ちょっとお金貸してよ、成田で返すから。」という友達もいない。

   ※1 ズボンのポケットに入れていたら真っ二つに割れていました。
      やっぱり、一人旅には現金とカード2枚が必要??

…というわけで、駅地下の食料品店(※2)でパン・ジャム・特売品のワイン・おつまみのポテトチップスを買って、言葉が分からなくても楽しめる料理番組を見ながら、チューリッヒの夜のささやかな夕食を楽しんだ(?)のであった。
これが今度の旅行の一番さみしい思い出かもしれない。
(あまりにもさみしかったので、カメラにさえ撮っていない)

   ※2 チューリッヒ中央駅地下は地下街のようになっていて、ちょっとした
      買い物に良さそうな感じでした。

次の更新は、10月30日の予定です。

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